2013.1月に見た映画・DVD
■映画「レ・ミゼラブル」
今年最初の映画は先月末から公開されて人気のミュージカル映画「レ・ミゼラブル」
映画の日の元旦に観てきました。
長い映画でしたがそれなりに見ごたえもありまあまあ満足 ★★★☆
■DVD「別離」2011年イラン
アカデミー外国語映画賞など多くの賞をを受賞したイランの映画「別離」をDVDで見ました。
ひと組の夫婦の離婚調停をきっかけに、小さな嘘から始まり、正しくあろうとすればするほど、人間の尊厳を守ろうとすればするほど、お互いが意地を張り、問題が雪だるま式に膨れ上がっていくヒューマンドラマです。
宗教的な部分やイランの国民性が出ている映画ではありますが、罪と罰をはっきりさせる、正と悪をはっきりさせる、その事が問題をより大きくさせる、そのあたりの描写が見応えありました。何事もまぁまぁと曖昧さを残す日本とは違う部分です。
一人娘に父を選ぶか母を選ぶかを選択させる裁判所の場面でこの映画は終わりますが、始まりから終始「選択」ということが何度も出てきます。
「神の名のもとに」正しい「選択」とは・・・・・を問いかける映画です。
★★★★
■映画「ルーパー」
話題の新感覚タイムトラベル物と聞いて楽しみにしていました。確かに切り口や設定は斬新で新しいのですがタイムトラベル物につきもののつじつま合わせがどうなるか、
どうせ納得できるつじつまはないので、そこを他のどんな魅力で見せるかがこの手の作品のポイントだと思うのですが、アクションはどうしてもダイ・ハードに見えてしまうし、ラストからクライマックスにかけての母子との展開は西部劇のシェーンのイメージ、それなりに面白さはありましたが、星2.5です。★★☆
■DVD「パリ、テキサス」1984年 西ドイツ、フランス
ロードムービーの金字塔、ヴェンダースの代表作
TSUTAYAの良品発掘シリーズで最近レンタルされるようになったこの映画を久しぶりに見ました。
後半のマジックミラー越しに語り合う男と女、男と女の間にある壁、お互いに見えているものと見えていないもの、近いようで縮まらない距離、愛のかたちとは何かを表現した名シーンです。
★★★☆